この豊な社会は何でも揃っています。買い与えても子どもはすぐあきてしまいます。でも、自分で考えたり、工夫したり、自分で遊びの発展ができるものは飽きません。知らないことを知ったときの喜びと驚き、できないことができたときの嬉しさ、感動が子どもたちを夢中にさせます。いまの子どもたちは、生まれたときにはすでに「便利な世界」。恵まれていると同時に、ある意味「恵まれていない」とも言えます。子ども時代にたくさんの実体験を積み上げて、学んでいくことができにくい社会。危ないから、心配だからと過保護で包み込まれている社会。そんな社会で、かえって子どもたちは、大きなストレスを感じているのではないでしょうか。
▶ 「もっと自由に自分の力を活かしてみたい。」 |
▶ 「もっと自由に、学びたい。」 |
▶ 「もっともっと思いっきり遊んでみたい。」 |
口にはしませんが、子どもの心の奥底には、そんな思いが閉じ込められてしまっているのではないでしょうか。 |